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A Day in the LIFE #585 <もりだくさんな休日>

11月29日の木曜日は会社は定休日でした
休日の愉しみプールに出かけ、10時から12時半まで
はじめて4キロ突破しました(正確には4,125m)

お昼はひとりだったので、小鍋仕立ての「ひとりピェンロー鍋」を
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妹尾河童さんが紹介してから、ジワジワと広まっていったそうですが、
ぼくは伊礼さんのブログで紹介されてたのが初見です
小鍋立ては薄切りの白菜の芯と葉にあらかじめ薄く塩コショウ
しておいたのを、ぎゅぅぎゅぅと詰めたのに、間にチリメンを
パラパラと入れて、戻した春雨、そしてまたたっぷりの白菜を
山盛りに持って、アルミ箔でフタをして蒸すだけ
これに食べるとき、出汁:醤油=1:1にショウガをたっぷり
すりいれたのを掛け回して食べます
めちゃくちゃおいしぃ

14時に家を出て、向かうは神楽坂建築塾
金澤良春「妙喜庵 待庵 手描き実測図 原画展」です
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先日の藤森照信×磯崎新対談に刺激を受け
岡倉天心の「茶の本」を車中の友にしながら出かけました

手描き実測図原画もど迫力でしたが、30年前の雑誌「和風建築」に掲載
された写真がデジタルで蘇ったものまで見ることができ、待庵の
細部までじっくり見ることができたのは貴重な経験になりました
茶室の持つスケール感にますます興味が募るとともに
茶室そのもののコンパクトなかわいらしさに魅かれます

岡倉天心はフェノロサとともに東京藝術学校(のちの東京藝術大学)を
設立した経緯があり、そうなれば伊礼さんや永田さん
そして奥村昭雄さんや吉村順三さんとつながるわけで
歴史の重みを感じずにはいられません

早稲田歴14年のぼくには神楽坂は部活のときのマラソンルートでした
懐かしいこの町をあとにして、高田馬場へ移動します

ここで1時間早かったことに気づき、ひとりプチ打ち上げへ
東西線改札脇にある、半地下階の焼き鳥屋「串鐡」
高田馬場界隈の老舗「鳥やす」の3号店はひっそりとした
隠れ家的な場所がいい味出してます
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そして「おいしい建築シンポジウム」へ
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伊礼智×中村好文×古谷誠章の3人が5枚のスライドで
それぞれの「おいしい建築」のさわりを語ってくれました

伊礼さんのオキナワの家がもつ「間」の話
外と中の間、あの世とこの世の間、神と人の間、陸と海の間
朝と夜の間、夜と朝の間の一瞬の美しい世界の話

古谷さんは島根県雲南市で古民家を改修したレストランや
使われなくなった学校の物置の壁を取り払い、中と外の
中間領域をつくり、中でおこなわれる活動の様子が外から
うかがえるようになることで、町に物語が開放される話

好文さんの月を愛でる小屋Luna Hutや渓流の眺めや音を
楽しむ妙見温泉の話、そして旅先の朝、温野菜を楽しむための治具の話
などなど興味の尽きない話のあとは主催者の愛知建築士会のお誘いで
懇親会にも参加してきました!
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こうして盛りだくさんな一日は更けていきました




懇親会のお会計をしようとしたら、なんと財布がない!!
シンポジウム会場まで財布があったのは覚えていたので
懇親会場から会場の早稲田大学に戻り、守衛さんにお願いして
教室まで連れてってもらって、無事お財布は回収できました
盛りだくさんな一日をホッとして家路につくことができました
by omsolar | 2012-12-01 17:05 | A Day in the LIFE