BEAT CHILD 1987

1987年伝説のライブが開催された
ライブの存在すら知らず、まだラジオに耳を傾けて
音楽に夢中になりかけていた13歳の夏
阿蘇山の麓で伝説は起きていました
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20131116@川崎CineCitta
動員72,000人、レーベルの枠を超え集合した13組の
アーティストは現在累計4,000万枚以上の売上を誇る
まさに当時のトップアーティストたちでした

数年後、BEAT CHILD伝説を耳にして心から羨ましいと
思ったものでした
そのBEAT CHILDが映画になって帰ってくる!
これは見に行かない訳にはいきません

12時間のイベントを130分にまとめているのですが
前半のイベントの意義、ライブが始まるまでの丁寧な描写に
会場にいるような高揚感に包まれました

ライブは前日までの好天から一転あやしい雲ゆきのなか始まり
真夜中には雷雨、そして気温の低下・・・その間の降雨量なんと71.5㎜
72,000人が泥の河の中立ちっぱなしで音楽に身を任せるしかなかった・・・

THE BLUE HEARTS・岡村靖幸・HOUND DOG
BOφWY・尾崎豊・渡辺美里・佐野元春

絶対にありえないラインナップのライブが冷えた身体を熱くさせて
500人が救護室に運ばれたけど、イベントは中止することなくゴール
ライブの時間だけでも12時間耐えに耐え、燃えに燃え、会場への
往復も含め、参加者すべての心に一生の熱い思い出を刻んだイベント
それがBEAT CHILDだったのです

後半のライブシーンは映画館でしっかり歌ってきちゃいました
圧倒的に不利な状況を天才的なヒロトのMCが明るくさせ
渡辺美里の「My Revolution」に涙して、夜明けの雨上がり
佐野元春の「SOMEDAY」を合唱して映画はエンディングへ

ちょっとナレーションが余計かな?とかライブシーンはもっと大きな音で
聞きたいな、とか当時のプロデューサーの懺悔とかいらないな・・・と
細かい要望はあったけど、1987年中学1年以来の宿題を
やっとやり終えた気分です

そしてもうひとつ知らない人に知ってほしいこと
映画BEAT CHILDの音楽監督は「佐久間正英」さんが担当しています
佐久間さんは日本の音楽シーンをつくりあげてきた人のひとりで
誰もがお世話になってると言っても過言ではないほど多くの
アーティストに関わってこられました

佐久間さんは今末期のスキルス性胃がんであることを公表しながらも
Facebookを通じて自身の口で語ることをやめません
何度かFacebookを通じて佐久間さんにもコメントをさせてもらいましたが
こうして佐久間さんがこの映画を手掛けられたことに感謝してやみません

番組のエンディングテーマも佐久間さんがプロデュースを手掛ける
ウラニーノの「音楽はあるか」の歌詞に耳に残って仕方がないフレーズがありました

「戦争の終わりを告げるラジオ」

いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもない
そんな世の中を生きてきたはずの僕らが今直面している数々の問題

収束の見通しが立たない福島第一原発爆発と放射能問題の健康や食への影響
被災地復興に優先されるオリンピック
規模を無視した新国立競技場問題
TPP
憲法改定
秘密保全法
遺伝子組み換え作物(イオントップバリュ商品には広範囲で使用されています!)
食品添加物
食品偽装問題
ビジネス化したワクチンと副作用による病気の発生

BEAT CHILDテーマソング ウラニーノの「音楽はあるか?」の歌詞には
そんな今の日本が抱える問題の決して明るくない未来に対し
そこに音楽はあるか?と問いかけています
この問いかけで、映画を単なるノスタルジーに終わらせず
ロックが持つ意味を26年前から今へと時を越えて考えるきっかけを投げかけています

日本が経験した悲劇のひとつのゴールが太平洋戦争の敗戦でした
広島と長崎に原爆まで落とされ、放射能の恐ろしさ、戦争の悲惨さを
いやというほど味わったはずの日本だったはず

そうなっちゃいけない
放射性廃棄物も戦争の悲惨さも、今責任を負うべき大人が知恵を結集して
先送りせず、向かい合うべき時なんだ
BEAT CHILDという26年前の伝説のオールナイトロックフェスティバルから
今を生きるぼくらの在るべき姿

おれのRockってなんだ?

たとえばドラマ・リーガルハイの主人公のRockは
「誇りある生き方を取り戻したいと思うなら、見たくない現実を見なければならない
深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない
たたかうとはそういうことだ!
愚痴なら墓場で言えばいい!」

おれのRockってなんだ?

「工務店の日頃の本業で培ったスキルを活かして地域に貢献する!
39年間培ってきたスキルを活かして人の役に立つ!
原発はゼロ!戦争は反対!
子供たちの世代にツケを回さない!」

こんなことを「ドンッ!」と言える力をくれたのも音楽の力のひとつ
72,000人の観客、13組のアーティスト、そしてフェスを企画し支えて
くれたすべての人たちに26年後の今もあなたたちに
感謝してるやつがいるってこと伝えたいな

どうもありがとう
おれはおれのRockを歌おう
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by omsolar | 2013-11-18 08:00 | radio hallelu-ya