A Day in the LIFE #195 …福祉の話を聞いてきた@SAREX…

d0083523_11116100.jpg

SAREXの勉強会へ。
コーディネイターの野辺さん曰く「福祉界の三奇人」の一人、社会福祉法人 
杜の会
 理事長を務められています師康晴さんのお話です。
今回の勉強会のテーマが福祉と聞いて、これが住宅とどう関わるのか興味がありました。
コムスン問題の本質と福祉の世界と建築の世界のあり方と関わり方。

福祉界がおかれた法的な環境によって、福祉に働く人の雇用環境は
極めて低い状態にあります。
2000(平成12)年の介護保険法の改正による株式会社への福祉の参入。
コムスン会長の折口氏はバブル期のディスコ業界で成り上がり、
次は福祉に狙いを定めていました。
2000年の法改正とともにコムスンを立ち上げ、
1年で全国に1,300ヶ所の拠点をつくりました。
ところがこれが意外と儲からないとなると、
1年後には1,000ヶ所の拠点をつぶしました。

この間コムスンで働いていた人たちの立場は・・・?

一口に福祉と言っても中は大きく4つに分かれています

・有料老人ホーム
・特養老人ホーム

・訪問介護
・グループホーム

各福祉施設には有資格者の人数規定がありますが、コムスンは辞職した人を
有資格者リストに残すなどの悪質な手口で全国の拠点を運営していました。
この手口が発覚するとコムスンはその拠点をトカゲの尻尾切りにして本体の責任逃れをしていましたが、その手口や手法に折口氏が関与していたことまで発覚しての
全面営業停止となりました。

現在、折口氏は親会社グッドウィルの会長を退いていません。責任は・・・?

そのコムスンの営業を引き継ぐ形で名乗りを上げたのが
居酒屋「和民」を経営する渡辺氏です。
渡辺氏は「有料老人ホーム」と「特養老人ホーム」のみを引き継ぐと話しています。
「訪問介護」と「グループホーム」はやらない、と。
なぜか・・・?儲からないからです。
福祉に株式会社が携われば儲け至上主義にならざるを得ません。
なんでも民営化すればいいというものではないというのの
典型が福祉なのかもしれません。

先日の報道ステーションに安倍総理が出演した際のやりとり

安倍「国鉄をごらんなさい!! 民営化してサービスが良くなったじゃありませんか!!」
古館「国鉄は利益を追求してますから、お客さんを集めるために必死ですからね」
安倍「年金は、自分たちの利益を追求はしませんよ!!」
古館「じゃあ,年金と国鉄は全然違うじゃないですか! 例に挙げないでくださいよ」
安倍「・・・・・・」
こういうリーダーたちが民営化を進めてるのだからさもありなん・・・です。

話をもどして
「訪問介護」には「生活介護」という生活のお世話と
「身体介護」という身体のお世話があり、
介護報酬が「生活介護」が1時間2,000円、
「身体介護」が1時間4,000円となってます。
コムスンでは「訪問介護」は「身体介護」が中心になるように指導していたといいます。
このへんにコムスン、和民経営者の本質=問題があるわけです。

僕が楽しみにしている痛快なサイトをご紹介します。
その中での「折口氏評」「和民渡辺氏評」です。

和民はバイオマスタウン構想から補助金を利用して農業分野でも進出していますが、北海道の留萌バイオマスセンターで鶏糞や汚泥をバイオマスエネルギーに変える研究をして、発生するアンモニア等による公害が問題化して工場は操業停止となったそうです。

バイオマスタウン構想の補助金は税金です・・・

本質的に問題なのはこの鶏糞や汚泥のバイオマスエネルギー化は実は「窒素」しか生産できないことが分かっていることです。
しかも極めて効率が悪く、費用もかかります。
現在肥料として生産される「窒素」の主原料は「空気」だそうです。
「空気」を分解し「窒素」をつくる石油エネルギーがかかりますが、微々たる量とのことで軍配は始めからあがっているのです。
和民は知ってか知らずかそういう土俵に国の補助金を使って乗り出し、
1年もたずに暗礁に乗り上げました。
しかしTVに取材をさせ「和民」は土のことから日本の食を考えているという
PR映像はあちらこちらで流れました。
渡辺氏にはそれで十分だったのでは?
バイオマスタウン構想の補助金助成も内容の精査の点で疑問があります。
和民からの還流を疑われても仕方ないのでは?

バイオマスタウン構想の補助金は税金です・・・
税金が和民の広告費に化けているとしたら・・・

福祉に還ります。
僕たちもいつか必ずお世話になる福祉の世界で働く人々は
30代、40代で年収300万円台というのがザラと聞きました。
これはとりもなおさず「結婚」という人間としてのあたり前の
ライフスタイルに大きな障壁となっている現実があります。
「結婚」することもあきらめ、福祉に従事する人生・・・
これでは、どんなにボランタリー精神にあふれた人たちでも厳しすぎます。
実は法的に定められた補助金なども福祉施設に入所や通所してる人々が
自立すればするほど少なくなる制度になっています。
つまり働く人が頑張って介護レベルの改善を行えば、補助金は減り、
給与は上がらないという循環を法的に整備されているのが
現在の障害者自立支援法なのです。

これと似たような環境に実は建築業界も置かれています。
大工や職人は3K労働の代表のように言われていますし、
実際に生命保険の評価などは厳しいものがあります。
現場の中心になる大工さんですら雇用は請負で保険は国民保険です。
でもこれからは少しずつ社員として一緒に働いていく
環境の整備をしていかなくてはならないといういことで少しずつ動き始めています。
いつかは必ずお世話になる(今日からという可能性だってあるんです)
福祉の世界の現実を知り、自身の仕事にフィードバックできることもたくさんあり、
想像以上の実りを感じた勉強会となりました。


台風がやってきます。雨仕舞戸締りに気をつけましょう!
[access FSH]
 「おいしい家」
 “Sunshine Design”
 富士ソーラーハウス株式会社
 tel:045-988-1231
 mail:om@fsh.co.jp(OM SolarSystem+Fuji Solar House)
 富士ソーラーハウスの考えてること


+すべての写真はクリックにより拡大されます

[privacy policy]

[PR]
by omsolar | 2007-07-14 12:48 | A Day in the LIFE