2007年 10月 15日
A Day in the LIFE #227 ・・・近山スクール001・・・
どうもありがとうございました。
僕は土曜日はスタッフに見学会を任せて、午後から講習会へ行ってきました。
東京芝浦工大です。
通称「凱旋門」と呼ばれているそうです・・・
授業のあった教室棟も羽田空港ロビーも真っ青のインテリジェンスビルという風情。
学生の絶対数が減る時代の大学のひとつの在り方でしょうか。
ちょっと驚きました。
閑話休題
講義は林業の現場に携わられている原 薫さん
新建ハウジングにも連載されている戸塚元雄さん
の講義に加え、
OMソーラーの設計でもおなじみの長谷川敬さん
の3者で質疑およびパネルトークと盛りだくさんの内容でした。
原さんは会場から「かわいい」というおじさんたちの野太いため息を受けて登場。
材木を管理、手入れ、出荷する山の仕事について分かりやすく、
また、猪や鹿の狩猟の様子やスズメバチの巣から蜂の子を取ったり、
山菜取りやお祭りの話など、とかく堅い話が多い講習会で、
僕らのような都市型工務店の知らない山の日常を聞くことができました。
一方、国からの補助金=税金無くして成り立たない山の現状や認識、
そしてこれからの希望についてもお話されていましたが、国産材の置かれている
厳しい現実を再認識させられました。
戸塚さんは四国香川に拠点を構え、「れいほく規格材」と名づけた国産木材の
実用的規格化をすすめられています。
国産材という言葉がメディアに踊るのは、まだ珍しいからだ・・・と喝破されてますが、
実にその通りで、こと「梁」に対しての国産材使用比率はなんとたったの5%だそうです。
戸塚さんは国産材を真剣に普及させるためには汎用性の高い架構を
「基本構造体」として使用し、そのうえで個性を競うような家づくりを進めるべきと
主張されています。
一定のルールの中でも個性は主張できるというお話に納得。
懇親会の前に次回の講師でもある
芝浦工大の蟹沢先生の研究室で大工技能検定No.1とNo.4の大工さんが
「追掛け大栓」という継ぎ手の加工の様子を学生さんがビデオに納めていました。
その他、鎌継ぎという継ぎ手の引っ張り試験の試験体を見せてくださいました。
次回の講義も楽しみです。
OMソーラーに取り組む仲間の井上建築工業さんと会場で会い、
懇親会も2次会まで、最終電車まで講師の方、参加者の方と熱く話が盛り上がりました。
「住んでる家を見に行こう」[麻生区の家:OM杉の家]
■10月20日(土)
■10:00-17:00
■川崎市麻生区金程
■予約制
■Tel:045-988-1231(石田・田川)
完成してからは見えなくなってしまう部分・・・
コンクリートの中はどうなってるの?
床下はどうなってるの?
壁の中はどうなってるの?
OMソーラーって本当にあったかいの?
見て感じて、聞いて学んで、楽しめる[住まい教室]です。
参加お申込はこちらからどうぞ
■10月27日(土)28日(日)
■10:00-17:00
■町田市成瀬台
■予約制
■参加費:無料・「正直につくる木の家の本」差し上げます
[access FSH]
「正直につくる木の家」
“Sunshine Design”
富士ソーラーハウス株式会社
tel:045-988-1231
mail:om@fsh.co.jp(OM SolarSystem+Fuji Solar House)
富士ソーラーハウスの考えてること
by omsolar
| 2007-10-15 20:55
| A Day in the LIFE