2008年 07月 02日
A Day in the LIFE #304 …食住同源一日目…
初日の講演では北海道で農業を営む古谷勝さんのお話が印象に残りました。
先進国中最低の食料自給率(日本は40%を切っています)の日本では、
輸入に頼らざるを得ない食生活を送ることを余儀なくされ、結果としてDNAに合わない
食材の摂取や食生活に偏らざるをえなくなる。
原因不明やなかなか治らない病気はそういった食生活が原因ではないかとも
考えられているようです。
古屋さんは食べ物とは「いのちを育み、時代へとつなぐもの」とおっしゃいます。
土づくりを原点とした減農薬栽培にビタミンI(愛)がモットーだそうです。
お茶目な方です。
「食」を「味」「価格」「安全性」のみならず「安定性(=いつでも手に入れられるかどうか)」
という視点からも考えるべきと提起され、食料自給率の低さを憂いておられます。
子供たちにほんものの野菜のおいしさや「農」の重要性を説き、パッケージに入った
野菜にはない本物の味や育ち方、旬の大切さを教育しているそうです。
日本の食料自給率の現状は10個のおにぎりの需要に対し、4個を自前で用意し、
6個を輸入に頼り、10個揃えています。
さらに!なんとそのうち2個は捨てているのです・・・
肉として食卓にのる家畜の飼育などに使われる飼料も含めると、
世界の穀物の3/4を1/4の人たちが食べていると言われています。
一方、世界的には飢餓問題がまだ解決していません。
古屋さんの願いは「世界中の人々が 等しく食べることができるように」だそうです。
僕たちのような都会のベッドタウンで工務店が食料自給率の上昇に
貢献できることはなにか?
僕たちは「食べられる庭」と呼んで、家づくりの際、決して広い庭が取れなくても、
思いの外、多くの作物を庭で作れることを知っています。
そういった家づくりをすすめながら、古屋さんの思いやお話しを施主に伝えていく、
お子さんに教えてもらう。僕自身も自分の子供に伝える・・・
そういった輪の和が食料自給率上昇へのきっかけにしていければ、と思いました。
庭をつくりながら自然にできる「食育」へ
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「正直につくる木の家」
“Sunshine Design”
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富士ソーラーハウスの考えてること
by omsolar
| 2008-07-02 16:17
| A Day in the LIFE